城陽市が発注する建設工事の契約及び施工上の留意事項
1.工事現場における技術者等の適正な選任について
(1)現場代理人の選任について
① 受注者は、工事現場における請負人の任務の代行を行う者で、工事現場の取り締まり及 び工事に関する一切の事項を処理する現場代理人を速やかに選任し、監督職員に通知する こと。
② 受注者は、直接的かつ恒常的な雇用関係にある者を選任し、工事現場に常駐させること。
(2)主任技術者の選任について
① 受注者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、施工計画の作成、工程管 理、品質管理、公衆災害及び労働災害等の発生を防止するための安全管理並びに技術上の 指導監督をつかさどる主任技術者を速やかに選任し、監督職員に通知すること。
② 受注者は、直接的かつ恒常的な雇用関係にある者を選任すること。
(3)監理技術者の選任について
① 受注者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、施工計画の作成、工程管 理、品質管理、公衆災害及び労働災害等の発生を防止するための安全管理、技術上の指導 監督並びに下請人を適切に指導、監督する等の総合的な職務をつかさどる監理技術者(監 理技術者資格者証の交付を受けた者に限る。)を速やかに選任し、監督職員に通知すること。 ② 受注者は、直接的かつ恒常的な雇用関係にある者を選任すること。
③ 監理技術者は、発注者から請求があったときは、監理技術者資格者証を提示すること。
(4)技術者等の兼務について
同一請負契約に限り、現場代理人と主任技術者又は監理技術者との兼務は可能である。
(5)現場代理人の複数の工事現場の兼任について
現場代理人は、工事現場に常駐のため、基本的に複数の工事現場の兼任は認められない。 ただし、手持ち工事の現場が完了している場合は、新規工事の現場代理人として選任でき るものとする。
(6)主任技術者の複数の工事現場の兼任について
主任技術者は、請負 額3,500万円(建築一式工事は7,000万円)未満の工事を 3件まで兼任することができる。
ただし、2件の合計額が 3,500万円(建築一式工事は7,000万円)以上の場合は 2件までとする。
2.施工体制台帳(施工体系図含む)の提出について
(1)受注者は、発注者から直接請け負った公共工事を施工するために下請契約を締結する場合 には、下請 額にかかわらず施工体制台帳(施工体系図含む)を作成し、工事現場に備える とともに、監督職員に提出すること。
(2)受注者は、前項で作成した施工体系図及び建設業許可票を公衆及び作業員に見やすい場所 に掲示するとともに、その写真を監督職員に提出すること。
3.建設業退職 共済掛 収納書の提出について
(1)受注者は、工事請負契約書を締結した場合、もよりの 融機関で共済証紙を購入し、掛 収納書を速やかに管財契約課契約検査係へ提示し確認を受けること。
(2)共済証紙の購入額は、次の①、②いずれかの方法により算出するものとする。
① 受注者において、建設業退職 共済制度の対象労働者と当該労働者の就労日数を的確に 把握し、算出すること。この場合、必要枚数の算定根拠として建設業退職 共済運営計画 書を作成し、掛 収納書に添付すること。
② ①による必要な購入額の的確な把握が困難な場合は、独立行政法人勤労者退職 共済機 構が定めた「共済証紙購入の考え方について」を参考とし算出すること。
4.その他
(1)受注者は、建設業法、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律その他関係法 例規を厳守し、適正に施工すること。
(2)前項により適正に施工がなされない場合は、契約の解除、本市の諸規定による対応、工事 成績評定への反映等の措置を講ずるので留意すること。